号泣野々村議員、「別格」扱いの海外メディア 英・米・豪・ロ…コラ画像まで世界に拡散
兵庫県議会の野々村竜太郎県議が、交通費として政務活動費約300万円を不適切に支出していたのでは、との指摘を受け、1日釈明会見を行った。会見の場で、涙を流し、叫ぶように潔白を訴えた野々村議員の映像はテレビやネットで話題となり、ユーチューブでは再生回数130万回超を記録。英米など海外主要メディアも、この騒動を取り上げている。
【会見で感情爆発】
野々村議員は47歳。無所属で現在1期目の兵庫県県議だ。2013年から城崎温泉などへ195回の日帰り出張を電車で行ったとする収支報告書を提出していたが、領収書や報告書の添付が一切なかったことから問題になり、釈明会見を開いた。
会見の場で、野々村議員は具体的な説明をすることもなく、涙を流して拳を机の上に叩き付けながら、「この日本・・・世の中を変えたい・・・その一心でやっと議員になったんです」とつじつまの合わない言い訳を叫び、感情を爆発させた(AFP)。
【海外メディアからも好奇のまなざし】
CBSは、「公人は時々お涙頂戴に走るものだが、涙を流すことに関しては、野々村議員は別格だ」とし、「すすり泣き、我を忘れてヒステリックに叫ぶ彼を見て、地元の報道機関も仰天していた」と報じた。
さらに「いい加減な会計は深刻な問題」、「彼は一連の出張がどのような成果をもたらしたのかを説明する必要がある」と言う、別の県議のコメントを掲載。議員仲間からも同情されていない、と断じた。
オーストラリアの『ナイン・ニュース』は、ホームページ上で野々村議員の会見映像をアップし、「オーストラリアの政治家のふるまいが恥ずかしいと時々感じているあなた。日本のこれを見てみて」と皮肉も交えて紹介した。
『RT(ロシア・トゥデイ)』は、この事件が日本のソーシャルメディア上で笑いの種になっていると述べ、野々村議員の泣いた顔をミス日本やサッカー日本代表選手の体と合成したオモシロ画像が、ウェブ上を賑わしていると伝えた。
また、事件に対する反応も怒る人から面白がる人まで様々で、「男だろ、泣くな」から、「恥ずかしい、この人酔ってる?」まで様々だと報じている。
【海外読者もあきれ顔】
英ガーディアン紙には、以下のような読者のコメントが寄せられている。
・嘘くさい。
・計算してやってるな。
・ニュースとしての価値がない。ここ、ワールド・ニュース・セクションよ。
・キャメロン首相バージョンのビデオも作ってくれ。
・かわいそうなボクちゃんには、おかあちゃんが必要だね。
・次の選挙は落選するし、友達からも信用されないな。
・わぁぁーん・・・僕にとって・・・わぁぁーん・・・コメントは・・・わぁぁーん・・・